ブランドー!
スパイダーマン観た。ここはリンク貼るときに写ってしまう部分だからここでネタバレを回避するために関係ないことを話すと、上映する前に食べたスタバのシナモンロールが美味しかった。あと、ブラックコーヒーって当たり前だけどカロリー全然ないのね。改めて気づいた。
で、本編の話。いきなり出てくる俺たちのナチョことマイケル・マンド! 過去にも出てたと思う(かなり勿体ない出番の少なさだった気がする)けど、ここで再登場、けっこう役割もあって、動くマンドさんが観れて嬉しかった。で、MCU詳しくなさすぎて「たぶんデザイン的にパニッシャーだよな?」となり続けてEDで確定したパニッシャー登場。セクシー! 家族に負い目がある、男らしくて柔らかい部分のある男。そして、ジーン! !マークつけたけどこの人知らなかった。帰りの電車で調べたらX-MENの重要な人だった。次のアベンジャーズで合流する中で一つの流れを作ってきた感じ、ぽいね!? ここからはそれを後から知ったことも含めての感想になるんだけど、なんか、あんまノリきれなかったぜ!
アクションは「おおー」というものが観れたし(赤い忍者たちのシーンとか好きよ)、テーマ的にも、他者と違うことの孤独や、異端者を”管理《コントロール》”しようとする悪の話を今のニューヨークを舞台にすること、孤独に生き、孤独に寄り添う者としてのスパイダーマンとか色々な味がする筋があったと思うけど、自分がスパイダーマン含めあんま詳しくないからか、彼の孤独と未熟に共感しきれなかった。いや、ある程度信頼してる相手(刑事やパニッシャー)がいるじゃん(君の孤独はちょっと社会性がありすぎてジーンの孤独と釣り合わないんじゃないの?)とか思っちゃう。最終的に応援してくれる人との結びつきの話に着地するのかと思ったら、もう一度新しく友人関係は始めるし。どの要素がどう重要で何を意味しているのかがよく分からなくてずっと混乱していた。
もちろん、失われた青春がとても大きいのは分かる。それを大切にする等身大の青年であることが彼が愛されるゆえんなのだと思うし、だからこそジーンに寄り添うことができたのだと思うし。
たぶん、絶望が足りていないと感じている。なんというか中途半端だ。ピーターのことは誰も覚えていないし、MJに知らない(それも、ビミョーな)ボーイフレンドができましたと言われても、君の決断はそういうことだよ、としか思えない。スパイダーマンとしてもそこそこうまくやっていたわけで、その中でなあなあになっていた部分とケリをつけ、新しくピーターの人生を始める、というのが今作だと思うんだけど、肝心要のどん底部分が足りていないんじゃ……。制御できない内なるもの(それは社会と異端者についてもそうだ)と、それを抑えつけて殺すんじゃなく、共存していくんだぜって話も、まあ分かるんだけど。どうも色んな話をしすぎてまとまりきっていない気がしてならない。ニューヨークを映すだけのEDがそれをまとめきるパワーがあるという話なのかもしれないけど、文脈を追いきれなかった。コレは自分の力不足。
マイノリティとしてのスーパーパワー、疎外(なんなら、迫害)される者の映画としてはやっぱり去年のスーパーマンが頭をちらつくわけで、あの徹底ぶりと比べるとどうしてもかすんでしまうし、「同じ属性のマイノリティのグループに属したら、とてもトキシックでした」という内容だったアクロス・ザ・スパイダーバースの方が好きだったなぁ。
というわけで、まったく楽しめなかったわけではないけど、同時に興味ねーなーとも思ってしまったという話でした。
とにかく長かったのと後ろの席の人にめっちゃ背中蹴られて集中して観れなかったのもあるから、誤読してるっぽいところがあったら教えてくれ!